手相占い
易経五術には、命、卜、相、医、山とある中で、易経技術の卜（ぼく）ですが、人と物の事柄に関する術法であり、発生した 時間と方位（空間）によって、その事件の吉凶を占い、成否 を判断し、さらに事態の推移も予測して対処法も示すのであリます。
また、易経五術の相（そう）とは、人と物の相（形）に関する術法であり、外の 形を観察して内なる性質を理解し、また内性と外形が他に及 ぼす影響も判断していくものであり、手相は、相を見る技術で、易経五術の相にかかわる事柄です。
手相は、西洋式と東洋式とでは見方が違います。西洋式において手相を分ける名称が、月丘、木星丘という様に天体と重ねての表し方ですが、八卦での見方は、手のひらを乾離,震,巽,坎,艮,坤,の八卦に分類し宮の肉づきの厚さや薄さで見ます。
手相を見る時、書物によって様々なのですが利き手を見るのが良いでしょう。利き手は生活全般でよく使われる手ですので、自分の生活をよく知っている手です。どんな時にも自然に使う手は、心のシワをよく反映しますので、利き手を見るのが良いでしょう。手相を見る時、手相は利き手をみていきます。
八卦での手相の見方は、手のひらを九頭分して、手首のところを坎として左周りに分類します。
八卦手相図
艮宮
艮宮の肉つきが盛り上る人の特徴
精力的に王氏な人が多く、性生活も旺盛
艮宮に肉つきが薄い人の特徴
疲れやすく、覇気がない人が多い
震宮
震宮の肉つきが盛り上る人の特徴
勇敢で勇ましい人が多い
震宮に肉つきが薄い人の特徴
臆病で自信がない人が多い
巽宮
巽宮の肉が盛り上っている人の特徴
運が強く、財富を得て幸運をつかむ人が多く、出世、成功者が多い。
巽宮に肉つきが薄い人の特徴
貧相、金銭的苦労が絶えない。
離宮
離宮の肉が盛り上っている人の特徴
夢や目的を達成する力が強く、エネルギッシュで権力を持ちやすいリーダー性に優れている。
離宮に肉つきが薄い人の特徴
夢や、目的に対しての実行力、実現性が乏しい。
坤宮
坤宮の肉が盛り上っている人の特徴
直観力に優れていて、探求心があるか学者タイプや、芸術家が多い。
坤宮に肉つきが薄い人の特徴
空気の読めない、何気に行動が遅いため、鈍感と思われがち、
兌宮
兌宮の肉が盛り上っている人の特徴
愛情が豊かで、想像力に富んでいて創作力がある人が多い。
兌宮に肉つきが薄い人の特徴
何かにつけて、愛情表現がかみ合わず、良かれと思って行ったことが裏目に出る。打算的に行動して裏目にはまる。
乾宮
乾宮の肉が盛り上っている人の特徴
願いが叶いやすく、良き地位に就く。
乾宮に肉つきが薄い人の特徴
願い事が叶わないことが多く、出世もできない。
坎宮
坎宮の肉が盛り上っている人の特徴
先祖からの遺産があり、自分で稼ぐというより、周りに助けられる。
坎宮に肉つきが薄い人の特徴
人が寄り付かず孤独である。
手相、心の関係
この手相をみるとはどういったことでしょう。ご自分の手相を見る場合どっちの手を見るのがいいのか悩みますが、手相は、心の内を見るために手の形に現れたものです。
心があるのは人だけです。動物に心があるかと言えば、心に似たものはあります。しかし、それは、生きていくための本能に反応した存在であるし、人の心に反応したものと言えます。
植物にしても、動物にしても、人が美しいとかかわいい、とか感情を表さなければ、自然界の中で感情をあらわにすることはなく生きていくための、本能であったり、機能でしかないのですが、ひとたび人が表す愛情に対してはよく反応するようになっています。
そのため、人と接していない野生の動物や植物、昆虫や、鉱物は、愛情をもって近づいたとしてもその本能により、人を襲うし、自分と違う存在であると認識し、ある時には、餌としてみて襲うようになります。 しかし、人と接することの多い、愛犬や、愛猫といった子たちは、人の心に反応し、表現をするようになります。それで、動物にも心があるのではないかと感じるのは当たり前のことです。しかし、愛犬や愛猫が自分の人生を悲観してしまうことはありませんし、自らの運命をねたんだり恨んだりしません。それは、生きるがまんまを受け入れる本能や、機能のなせる業です。
しかし、人には心が存在し、人との生活や、能力、家族に対して比較したり妬んだりすることは心の作用と言えます。知能があるから感情が増えてというのであれば、タコやイカの神経機能は人より複雑です。同時に八本の手足を動かし擬態化し、周りの景色になじみ、生きています。イルカやサルが４歳程度の能力があるからと言って、人のように悩み、生活の改善に努力することはなく、本能にのっとって生きています。
長々と説明を見てくださりありがとうございます。結論を言えば、人には心があり、その内面を手の相を見て理解してきたものがあると言えます。
つまりは、心の相は手相に現れるので、それを見て、自分の心の有様を見てきたと言えます。
自分の心がわからない
人は霊長類と言われるほどに、人類の長として存在して長いこと生きています。それでも、古代から、自らの生き様や方向性がわからないので、何かに頼ることがあります。自分で、自分がわからないといったことに陥りやすいのです。
わたしの心
私が暮らしている社会、国家、世界は、私の意志に符合する環境になっていないので、生ていくことに苦衷(くちゅう)が生じて、互いの人間関係も重り、また、互いの善悪の分岐点が重なり合っています。10人なら10人、100人なら100人、各々が私なりの一日の生活を営む為に環境と闘争しており、その環境の中で、押して進んでいるのが今の私が生きている環境であると言えます。こういった生活を共にしているのが私の手です。
手のひらに出てくる形は、自分の心の表れとして表面に出てきたものですが、心そのものではないことを知っていてください。100%自分の心を表したものではないので、変化もしますし、手相は、体の一部です。血液が食事によって変わっていく様に、手相も2ヶ月もすれば変わります。環境の変化は、心の刺激となり、手相、骨相も変化します。
手相の見方
