中華五術

「生命の根源「陰陽五行」が教える自己理解と人生の指針

生命力というエネルギー

宇宙の始まりは480億年前に出発し、宇宙の至るところで星ができて 今もものすごいスピードで膨張し続けていると私は学んできました。ほんの100年前は、多くの人が、日々の食べ物に苦労していました。戦後80年という時をこえても、現代でも、傷跡を残しています。
ほんの100年前は、部族間の小競り合いで、人々は少ない領地を奪い合ってきました。それでも人は愛を求めて、愛し合い、子をもうけて、子孫を残したお陰で、今の私達は生きています。

人が人として誕生して1万年 人の命としては長い年月ですが、宇宙誕生から数えたら 長い年月の中のほんの一瞬です。しかし、人が生まれることで地球という環境は大きく様変わりしています。人の動向によって、地球の環境は大きく変わって来ています。

私という命を産み落とすのに宇宙は多くの時間を費やしています。 私を生むために多くの思いが交差しながら生まれてくるのです。

生命が生まれるということ自体、奇跡とも言えるのでしょう。生命力というエネルギーが無いところから、新しい生命は生まれません。 生命力というエネルギーの種類分けしたのが、陰陽五行説で言うところの五色の気、木火土金水と言えます。

陰陽五行の気の種類

陰陽五行は気というエネルギーを分類してきました。この5つの気は、それぞれに陰陽に別れ、10種類の気に分類されますが、それぞれに相生、相克、比和することで、様々な様相を現すので、その混ざる気を受ける人間は、それぞれ違う気だと感じてしまいます。

ここで現す気は陰陽五行として、集約した気の基本として記入しています。
甲(きのえ)と丙(ひのえ)の気が混ざれば相生の効果で、広がる大きい気と上昇する大きな気がまざるので、大火事であったり灼熱の常夏となりますし、水の気である癸(みずのと)と丁(ひのと)が合わさると相克となり、ゆるやかに下降する気が、揺らぐ炎にあたり、弱い力を消してしまいます。また 土の気である戊(つちのえ)己(つちのと)のエネルギーが和合しあい、清々しい涼しさを起こす相乗効果は人にやすらぎを与える気へと変化します。

それぞれに持つ気というエネルギーは、すべて、生命力という陰陽のエネルギーから力を受けて起こる現象であることが、皆さんの経験や体験からも知ることがあるでしょう。

木気

木は広がる気のエネルギーを表しています。甲(きのえ)の気の種類は 陽の気として、大樹のような縦に広がる気のエネルギーを持ち 乙(きのと)の気の種類は、陰の気として、灌木(かんぼく)の枝が伸びるような横に広がる気のエネルギーを持っています。 

火気

火は上昇する気のエネルギーを表しています。丙(ひのえ) の気の種類は 陽の気として、 熱い太陽の様に強く上昇する気のエネルギーを表し丁(ひのと) の気の種類は、陰の気として 、ろうそくの炎の様にゆらぎながら立ち上るエネルギーを持っています。

土気

土は循環するエネルギーを表しています。戊(つちのえ) の気の種類は 陽の気として、 小高い山に登ったときの清々しい循環したエネルギーを表し、己(つちのと) の気の種類は、陰の気として 、田畑に入ったときの足元の涼しさと”もわっ”とした循環したエネルギーを持っています。

金気

金は集結するエネルギーを表しています。庚(かのえ) の気の種類は 陽の気として、 剛鉄の様にしっかりと集まり結ばれたエネルギーを表し、辛(かのと) の気の種類は、陰の気として 、 軟鉄、アルミや銅の様にやわらかく集まり結ばれた集結したエネルギーを持っています。

水気

水は降下するエネルギーを表します。壬(みずのえ) の気の種類は 陽の気として、豪雨のように落ちてくる強いエネルギーを表し、癸(みずのと) の気の種類は、陰の気として ゆるやかなせせらぎのように下る柔らかい エネルギーを持っています。

五行説 相生 相克 比和、干渉しあい、生存、繁栄、成長をする。万象の変化の法則 五行説、相生、相克、比和 占術は、理論上にある技術 古代の中国では「陰陽」とともに「木(もく)・火(か)・土(ど)・金(き...

気のエネルギーを知る

こうした、気というエネルギーを知ると何ができるのでしょう。
気の流れが停滞するところは、相克の気が貯まることが多くあります。 お互いの素晴らしい気のエネルギーを打ち消してしまうので、その場所に、ずーといると私達の心は、その気に影響を受けて、混沌して、やる気。元気、勇気、といった 上昇する気 広がる気 集約する気といった感情が 喪失してしまうのです。

ただ、すべての人に上昇する気が必要かといえばそういったことはありません。
人間には、それぞれに 陽の気の強さ、陰の気の強さがそれぞれ違います。それぞれが感じ取れる気のエネルギーが違うのです。 例えば、陽気な人は、静かに過ごしたい人に、「元気がないなー」と自分の基準で物静かな人を判断しますが、物静かな人の持っている気の質が、金の気で集約する気 しかも金の気の中でも 庚(かのえ)と辛(かのと)のエネルギーバランスが違ったりして、内なる気のエネルギーは陽気な人より大きいかもしれません。
自分のエネルギーのもとは、どこで、どのような気質を持っているか知ることで、自分の位置、自分の立ち位置がわかります。

★ どうしていいのかわからない、
★ 何していいのかわからない
★ どうなっているのかわからない

と思うほとんどが、自分の置かれている、位置や立場がわからないことで起こる混沌です。
それは、仕方のないことです。

気というエネルギーを知る
人それぞれに 陽の気の強さ、陰の気の強さが違います。
どうしていいのかわからない、何していいのかわからない どうなっているのかわからない
とは、自分の置かれている、位置や立場がわからないことで起こる混沌

人は宇宙の出発からの記憶を知っている。

では、なぜ、しかたがないのでしょうか。答えを行ってしまえば、それは、宇宙の記憶だからです。
宇宙の出発は、目的や方向を定める前は混沌の世界でした。行く方向も、方法も定まっていない世界は、カオスな世界です。
それは、政府のない世界、アナーキーな世界です。無政府な国の民は、好き勝手をします。 まさに混沌です。混乱です。
私の心が定まらないのは、自分が何者なのか知らないし、わからないからです。

混沌の世界から 盤古という古代巨人が死に 森羅万象が生まれ、そこに伏羲と女媧という兄弟が生まれ、烝民が生まれ、世界が広がってきました。(神話)私達のDNAは、そういった歴史を奥底にしまって成長するので、お互いがわかりあえたり、反発します。 また、助け合ったり、反抗したりします。
こういったものは、根本の根本、天の出発のとき、愛する対象のない盤古が、愛する対象がないので死んでしまいました。しかし、愛する対象のある二人 伏羲と女媧は、愛し合い多くの烝民を育てました。

こういった記憶が私の中に残っていうので、愛する対象がないと、自分を愛するしかなくなり、自分の立ち位置さえわからなくなります。
何度かブログ内でいっていますが、人の運気、運勢の転換位置は、生まれた時 結婚する時、人が死ぬ時です。
親から生まれる前、お母さんのおなかの中で育ち人は、先天の気を受け 生まれ、先天の気を消耗しながら、後天の気を蓄えながら、結婚に、異性という違う気が混ざりあい、新しい生命を生む。

宇宙の記憶が私の中に残っている。
私の心が定まらないのは、自分が何者なのか知らないし、わからないからです。
運気、運勢の転換位置は、生まれた時 結婚する時、人が死ぬ時です。

生活環境に陰陽五行の気を使う

私という個人の持つている気にも、隣に寝てる夫や妻も、それぞれに違った気質を持っています。生まれてくる子供も違う気を持っています。その、気質も、母親のお腹の中にいるときの気質と育っていくときの気質が変わってゆきます。生まれたときの気質は 生年月日と時間でわかります。これは、先天の気です。
生まれた後、じわじわと、先天の気は減ってゆきますが、育った環境や場所により後天の気は増大したり減少して20年を過ぎてゆきます。

その成長するときにいる場所から受ける気質がその人にあっていれば、増幅しますが、相克の場合には、減少します。ですから、自分の持っている気を知って、生活環境に活用すれば、自分の立ち位置、立場が確定し、ゆくべき方向がしっかりわかっていきます。自分の運勢の色を知るというのは、自分の気質を知るということです。


5つの気のエネルギーの向かう方向を知って自分に働きかける気を知ることで、自分の感情や性格がどうなっているのかしっていきましょう。
ただ、先天の気は、生年月日でわかります。細かく知りたければ、四柱推命、紫微斗数でわかりますが、それ以上に自分の住んでいる環境から受けるものがどうなっているのかを知ることも必要です。
今の時代、あなたは、こういう性格で、こういった人間ですと言われても、それは、他人が私を観て言う言葉であって、本当の自分ではありません。自分のことをみるのは、自分の歴史を知ること、自分に与えている影響を可視化してみるアイテムとして、陰陽五行を使ってみてください。

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生まれた後、先天の気は減ってゆきますが、育った環境や場所により後天の気は増大したり減少して20年を過ぎてゆきます。
先天の気は、生年月日でわかります。細かく知りたければ、四柱推命、紫微斗数でわかります 。

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