中華五術

五行説 相生 相克 比和、干渉しあい、生存、繁栄、成長をする。万象の変化の法則

五行説、相生、相克、比和

占術は、理論上にある技術

古代の中国では「陰陽」とともに「木(もく)・火(か)・土(ど)・金(きん)・水(すい)」の5つの要素を万物の構成要素でととらえています。
これを五行説(ごぎょうせつ)といい、この五行説は中国から伝わった占術の中心的な理論であり、五行易のみならず四柱推命や風水・奇門遁甲(きもんとんこう)・九星気学など中国を発祥とするほとんどの占術は、この理論上にある技術です。

木火土金水それぞに意味を持ち 相生 相克、比和とお互い干渉しあい 生存、繁栄 発展を繰り返し、万象の変化をもたらす5要素として、中国「易経」繋辞上伝(けいじじょうでん)に「河図(かと)を出し、洛書(らくしょ)を出して、聖人これを則る」とあります。

ここでお話しする「河図(かと)洛書(らくしょ)」については,幸せの向く方に向く方法を知るのがいいに書いてありますが、河図(かと)洛書(らくしょ)の構図の中心に配置されているのを見ても、五行の5数 5元素はその時代の有識者に多大な影響を与え、体系化されてきました。

この5数という。たあいもない数字に見えますが、しかし古代中華の世界では、自分のまわりの状況をこの5数にまとめ上げていきます。そのように、この5数は、世の中を取り巻く数字として人々の生活に浸透してゆきます。東西南北とその中心 春夏秋冬と中庸(土用) 親指を中心としての4指 など自分の体から周りの環境を、この5数にまとめ上げ 陰陽説と合わさって陰陽五行説へと発展させています。この5数にはエネルギーとしての性質がありそれを五気と呼びます。また、その五気それぞれのエネルギーはある一定の関係性を持っているわけです。

人体は、自然界の縮小体

自然界の秩序は,そのまま私達人体の秩序へとつながります。自然環境の変化は直接ダイレクトに私の体を直撃します。暑ければ,暑いように 寒ければ、寒いように体は反応します。また日が昇り、活動し、夕暮れに黄昏て、夜、眠りにつきます。

現代社会になって、電気が駆け回りこうこうと輝く街頭は、少なからず私の生活に不調という影を落としつつありますが、何千年、何万年と続く生活習慣は この5数に影響されながら生きています。そうです、宇宙、地球 自然環境と言ったものから影響を受けながら私たちは生きています。

例えば、地球という風船に針が刺さり、空気が一瞬で抜けたら 人類は一瞬で消滅します。もし、水がなかったら、3日もたたないうちに生きていけません。また、昼夜がなかったら、私達の体内のバイオリズムが狂い、正常でいられません。
交感神経、副交感神経も 自然界の影響を受けて 私達の体は維持されていますので、自然界の秩序はそのまま私達の人体の秩序へとつながっています。

当たり前のように 太陽が昇り 西に傾き沈んでゆく 月が現れ、夜空に満天の星がきらめくこの当たり前が何千年、何万年と繰り返されて、宇宙は安定し私達人間が、その自然の秩序、法則を読み取って、経験し 検証して体系化したものが五行と言うものです。

言ってみれば、人が経験し、検証したものなので、科学的ともいえます。人が幸せに生きていくための法則を自然の中から見つけ出し体系化したものだとも言えるため、あらゆるものを五行で表しました。このように何千年と検証して現代に残るのが、五行説です。

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中華思想の根幹をなす 五行説

儒教の重要な経典である五経の一つでもある「書経」には、五行は、1に水 2に火 3に木 4に金 5に土と記され、春夏秋冬という四季の四季に「土用」をあわせて五行としますし、自然界を表すのに 木火土金水として表します。このように経験と体験を検証して、何千年の間に体系化しているので、五行の内容は、今の時代にあった表し方が必要かもしれません。こうした五行 5要素は時代の流れのなかで 陰陽説とつながり陰陽五行説干支変貌し、より強いアイテムへと変化していきます。

相生 相剋 比和の関係。

この五行にはエネルギーとしての性質があり、それぞれのエネルギーはある一定の関係性を持っていることの説明をせて行きます。そこには相生,相剋 比和の関係を持ちながら、生存、消滅 発展、衰退 といつた生剋の循環を行っていきます。

本来私たちのこの地球において、物が混ざると どんどん混ざり合い元に戻ることがありません。科学的用語でいえばエントロピーな状態、混沌しか現れないのが普通ですが、陰陽五行の世界が表すものには、お互い相生 相剋 比和の現象の中で循環が起こっているとしています。

例えば,火が燃えれば 熱が生じ 木材や、石炭が消えてなくなりますが、それはなくなったのではなく、熱という別物に変化して残り消えてなくなるわけではないのです。

五行が別の五行を育てる関係を「生ずる」という
五行が別の五行を制する関係で「剋する」という。

木は火を生じ,火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ 水は木を生じる
木 → 火→ 土 → 金 → 水 → 木

木は土を剋し、土は水を剋し、水は火を剋し、火は金を剋し、金は木を剋する。
木 → 土 → 水 → 火 → 金 → 木

生じる側 与える側  相生

生じる側 与える側 (例) 木から火にエネルギーが行く
木は火を生じる。→ 木は弱まり、火は強くなる。
火は土を生じる。→ 火は弱まり、土は強くなる
土は金を生じる。→ 土は弱まり、金は強くなる。
金は水を生じる。→ 金は弱まり、水は強くなる。
水は木を生じる。→ 水は弱まり、木は強くなる。

生じられる側 受ける側 (例) 水から木にエネルギーが来た
木は水に生じられる。→ 木は強められ、水は弱まる。
水は金に生じられる。→ 水は強められ、金は弱まる。
金は土に生じられる。→ 金は強められ、土は弱まる。
土は火に生じられる。→ 土は強められ、火は弱まる。
火は木に生じられる。→ 火は強められ、木は弱まる。

剋する関係 相克

剋する関係 (例)木が枯れて土を汚す
木は土を剋する。→ 木は弱まり、土は弱まる。
土は水を剋する。→ 土は弱まり、水は弱まる
水は火を剋する。→ 水は弱まり、火は弱まる
火は金を剋する。→ 火は弱まり、金は弱まる
金は木を剋する。→ 金は弱まり、木は弱まる

剋される関係 (例)木を打ち、斧(金)の疲弊する
木は金から剋される。→ 木は弱まり、金も弱まる。
金は火から剋される。→ 金は弱まり、火も弱まる。
火は水から剋される。→ 火は弱まり、水も弱まる。
水は土から剋される。→ 水は弱まり、土も弱まる。
土は木から剋される。→ 土は弱まり、木も弱まる。

相剋関係
木は、「土」に根を張り土の養分を奪います。木剋土(もっこくど)という
土は、堤となって川(水)を留めます。    土剋水(どこくすい)という
水は、火(火)を消します。        水剋火(すいこくか)という
溶鉱炉の火は、金属(金)を熱で溶かします。火剋金(かこくきん)という
斧(金)は、木(木)を切り倒します。       金剋木(きんこくもく)という

対等な関係  比和

対等な関係 木は木をかくしはぐくむ同じ五行どうしの関係
例 金に対して、同じ金の関係です。

同じ五行ですから互いに強め合う関係で「比和」と言います。
木と木、火と火、土と土、金と金、水と水の関係。

エネルギーの向かう所と色や形

五行には、それぞれ、力の向かう方向があります。エネルギーの供給口は、そのものが持っている形や色によって決まってきます。宇宙は一つの生命体ですので力が枯竭することがありません。木が燃えたら 火と光と熱に分解されますが そのエネルギーは拡散していくだけです。火は熱さとして上昇します。土はその中で多くの生物を蓄えて循環してゆきます。金は剛金でも、軟金でも塊として集約します。水は天から落ちてきて川を造って下流に流れてゆきます。 それぞれに持つエネルギーがあって、それぞれに形と色を作っていきます。

木気

木のエネルギーの特徴
力の方向 分散  季節  方位  数 3.4  味 酸っぱい  色  匂い 鼻につく 内蔵 肝臓  形 長方形

火気

火のエンルギーの特徴
力の方向 上昇  季節  方位  数 9  味 苦い  色  匂い 焦げ臭い  内蔵 心臓三角形

土気

土のエンルギーの特徴
力の方向 循環  季節 季節の境、移行期  方位 中央  数 2.5.8 味 甘い 色 黄色 匂い 香ばしい 芳しい 内蔵 形 正方形

金気

金のエンルギーの特徴
力の方向 集約  季節   方位 西  数 6.7  味 ピリ辛い  色   匂い 不潔臭 内蔵

水気

水のエンルギーの特徴
力の方向 下降  季節   方位   数 1  味 塩辛い 色 蒼 黒  匂い 腐敗臭 内蔵 腎臓 曲線、波型

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