中華五術

天地人の意味 三才観は、タイミング 調和 能力

三才観とは、天と地と人の三層 天地人という考え方

あい

しあわせにになる方法を教えて。

天地人の意味、三才観(さんさいのかん)は、この世の中を三層に分けたものと行ったらわかりやすいでしょうか。天と地と人の三層です。人を中心に 天の時 天が用いようとする時があり地の利 環境が整っているときに 人の和 人脈や人の能力が発揮されます。

孫子兵法に天の時、地の利、人の和とあります。天が目的としたら、人が思考し行動することで、地が目的のゴールと考えてもいいでしょう。天の時 運気があって 地の利 環境が あって 自ら持っている能力が100%発揮されます。人が能力や技術があるのに、人脈がなかったり出会いがないと必要とされているものが発揮されません。

天地人の天が人を、もちいようとするときに、地の環境が整い、そこに人のつながりができることで運気が爆発的に広がったり、発展します。日本が戦国時代、織田信長が現れ、豊臣秀吉 徳川家康と言った、三英傑(さんえいけつ)が現れました。日本を統一しようという天の時があり、各国で戦いが起こる中で、対立しながらもまとまっていったときに 人の和、結束したい 平和な国を作りたいという時国運が動きました。まさに 天地人の三才観といえる時代でした。

天地人の意味、三才観 
三相からなる天と人と地を合わせて言います。
天の時、 天の運気 
地の利、地の環境
人の和  人とのつながり 人脈

泰平の眠りを覚ます上喜撰(じょうきせん)たつた四杯で夜も眠れず」は幕末の歌われた黒船来航のときも、鎖国日本の開門を進め、維新革命を起こすときも 佐幕、討幕 尊皇攘夷と多くの国民が新しい国づくりのために奔走しました。大きな時代の流れは、 不思議と周期的に現れます。よく歴史はくり返すといいますが、人の善意が高まって、天の願う方向があって、地の環境が整ってくることで 歴史は、何度もくりかえしているのかもしれません。

個人として感じる三才観は、タイミング 調和 能力

私達一人ひとりの人生にも、天の時があり、地の利があり人の和があります。一人ひとりが社会の中で生きていくときに天地人の意味を個人にあわせた三才観を感じるのが、タイミング 調和 能力ではないでしょうか。

古来中華思想の中に天・地・人の文字に託した思いがありました。
天は 中華思想には二人の兄妹が夫婦(めおと)になるところから出発します。二人が一つになる 天を表します。伏羲と女禍の兄妹が夫婦になる陰と陽の調和が天の出発です。この伏羲と女禍が 人のために大地を作り 鋤(すき)や鍬(くわ)などの農機具をつくり 人の生活が豊かになるように様々に助けます。

天地人の意味、三才観を個人にあてた場合。
社会の中で生きていくとき必要なのが、タイミング 調和 能力

人は天から創造された存在なので。伏羲と女禍からすれば、人はかわいい子供なのです。そのため天は、生きてゆくのに余りある豊かさを与えました。三才観思想はまさに 親が子を思う愛情あふれる思いを表したものなのかもしれません。

男性は天、女性は地

さて、三才観を語るにおいて大切なことがあります。そんもそも三才観は天地人をあらわした言葉ではありますが、天と人と地を表す意味はどういったことでしょう。
八卦では、乾為天 ䷀ (けんいてん)とは父を表し 男性が結婚し 親となることで存在します。乾為天のあらわすものは成熟した男性を表し、父=天のなり天の象徴と言えます。
また、女性は成熟して 母となります。坤為地 ䷁ (こんいち)の表すものは、母=地となります。

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三才観のあらわすものは天 人 地です。結婚し初夜を迎えた 若い男女が合わさり、人を生む 天と地が合わさることで人を生む あるいは、天と地が合わさることで人となる。結婚し愛し合うことが三才観の言わんとすることです。

このように天は男性の象徴 地は女性の象徴、人は愛し合う象徴と言えるので、三才観という天地人が合わさることで、鉄壁の幸福が表されていきます。

玉磨かざれば 光なし。

ことわざに 玉磨かざれば 光なしとあります。いくら立派な玉であったり、宝石も 手にしただけで、磨かなければ輝きません。人の知恵や、生活ももそうです。

天の時 地の利 人の和 と三才観があるように、運勢が回ってきて、環境が整い 自らの持つ技術 なり技も宝の持ち腐れ 光を放てません。

風水を活用するのも 占術を理解するのも 自らの能力を発揮するために利用してゆくべきものなのです。
私達は便利な環境の中にいます。六十階の高層ビルにエレベーターがあって、わざわざ60階まで階段を使って登る人はまずいません。

ご飯を炊くのにかまどで炊くほどの人も、まずいません。便利なものは便利なように使います。私達は、便利になった分、時間が増えたはずなのになぜかキュウキュウの生き方をしてしまいます。
しかし、便利になっただけ心に余裕を持ち、自分磨きをする余裕を持てば、周りを見る余裕ができてきます。その時 天は手を出し 環境を与え 実力を出すときです。 そのために過去よりの叡智としての天地人 三才観中華五術を使ってみましょう。自分磨き,玉磨きは、魂磨き 磨いて出会う天の法則に乗ってみるのがいいでしょう。

玉磨かざれば 光なしとあります。いくら立派な玉でも磨かなければ宝石にならない。
実力を出したければ、自分を磨け 玉磨きは魂磨き。天は見ている。

陰陽を3っ重ねる思想

天地人の意味を知ると、陰陽を3っ重ねる思想へと変化したのは、古代中華思想に当てはまりました 四柱推命や紫微斗数名といった 生年月日でその人の運勢が見えるのは、宇宙の星が法則的に秩序正しく運行するのを見て、天の時、地の利、人の和をあわせることで、個人の運気を割り出し、行動を推測していったため、戦いのおおかった中国は相手の誕生日を見つけ出し戦略に使うことでもっと精度を上げていったのかもしれません。

天の時とは  時代の変動期
個人の天の時 個人的時代が変化するとき新しいものを発見し発達するとき
天の運勢 が降り注ぐ時、人とのつながりが飛躍えと進む。

天地人の三才観の天の時というのは、どういったときでしょう。
時代の変動期が天の時とみることができます。時代が変わるのは、その時代の終わりを告げますが反対に新しい時代が生まれる時期と見えます。戦国の安土桃山時代を終え、江戸時代になったときも天の時でした。織田、豊臣の織豊時代を越え、徳川家康が日本を統治したとき時代は動き人の生活もがらりとかわりました また、江戸時代末期 幕末鎖国解除から尊王攘夷運動を経て、明治維新からの明治へと変貌を遂げ一気に西洋文化がはいってきました。 天の時には文明文化が花開く時だと考えます。

では、個人として天の時とはどんなときか、事故、ケガ、人の死が続き、個人的時代が変化するとき新しいものを発見し発達するときが個人における天の時です。

人の和とは、天の運勢が降り注いでいるときに、しっかりと絆をつかむのが人の和です。江戸時代、徳川家康を助けたのが三河武士であったり、重要なときに我知らず助けてくれる存在が多くいました。リーダーに続くブレインがいました。

地の利とは、人が動くその時、その時間、その場所、が合うことを言います。幕末に日本を国として建てた若者が脱藩し集まり多くのことを行ってきましたその時多くの若者は死をいとわず行動しました。血を流し、汗を流し、考え行動し、熱意をもって涙したことでしょう

天の時 人の和 地の利が重なるとき 中心は人でなければなりません。人が中心にいて、血を流し、汗を流し、熱意をもって考え行動してこそ天と地が動きます。

天に対して人が中心、地に対して人が中心

天の時 人の和 地の利が重なるとき 中心は人でなければなりません。
人が中心に、血を流し、汗を流し、熱意をもって涙を流し行動してこそ天と地が動きます。

運勢が悪い、そんなとき

運勢が悪い、そんなときは 休むのではなく何が自分にできるのかと考え,思考し、人より早く起きる、行動すると、人々は、いつもと違うことに目が行きます。人が関心を持つところに運勢は生まれます。人が関心を持つところには天も関心を持ちます。

ただ、思い違いをしてはならないのは、心に善なる思いを必ず持たなければなりません。(易経)に悪を遏めて善を揚げ、天の休命に順うとあり。吉凶成敗は天にあっても,それをそれを招くゆえんは人間にあるとあります。
悪なる心 悪心邪心を収めて善心良心を行い、天心天運に従いましょう。良し悪し運不運は天(天帝、見えない宇宙の力)にあるのだとしてもそれを招いているのは人間なのだといっています。(易道三古にも書いてます)

(易経)に悪を遏めて善を揚げ、天の休命に順うとあり。
  良し悪し運不運は天(天帝、見えない宇宙の力)にある

星読みはは古来の中華において重要な職務でした。聖書に出てくる三人の博士も星の導きによりイエスの生まれた家に行き、乳香(にゅうこう) 没薬(もつやく)黄金を渡しイエスキリストが生まれたのをよろこんでんだとあるように、宇宙の運行を読み解き 地の形状 人の動向を観てきました。

天地人の意味 三才観の言葉の持つ力

天の理 地の利 人の和を私達の運を左右する言葉で表現していますが、古来、中華思想の中で、天帝とか上帝とよばれた、時の権力者は、自らを神の位置に置きました。天はそのまま 神とか 天という意味を持ち、帝は、天の理(コトワリ)を運営していく人物を表しました。「詩経」の一文に

「天は 烝民(じょうみん)を生ず。物あれば則(のり)あり」

とあります。
天から生じた烝民 人間は、万物の法則の中で生きていることを表しています。つまり天から生まれた人ですので、天と人は親子の関係を持っていて、天の立てた法則性の中で生活しています。となります。天と人は親子の関係だといっても、天の願うことや、思いをその如く行えないのが人間なのです。

そこで登場してくるのが、
天の意向を聞く人物や方法が編み出されてきました。巫女が神の声を聞く 亀卜(きぼく)によって吉凶を見ことです。もともと神の声を聞くために人間が努力しておこなってきたのが、シャーマンや占術でした。

それが 庶民感覚で降りてきたのが おみくじや恋愛占いになってきました。天の則(のり)は法則性があり 法則を理解して人の幸せを探求してきました。
孔子は、規則を重んじ 徳を建てることが、天に通じれば、運は変えられるという敬天思想へと変わっていきます。

天と人は親子の関係なので
天が善である以上人も善でなければならないと 仁と徳を説いた

その後、孟子が孔子の思想を引き継ぎ、敬天、天命思想を引き継いでいきます。さて、今日は、天地人の話なので、孔子、孟子の話はこの辺にして、

孔子の説いた天地人の意味、三才観
天に理 天に真理あり
地の利 地に法則があり
人の和 人に調和あり

とときました。現代風に言えば、いつ どこで 何をするんだいといったことを 小難しく 天の理 地の利 人の和といったわけです。

要は、天から見れば人を幸せにしたいので、善なることを行えば、 地から得られるものも多くなり、人脈や人気が出ますよということです。ただいかんせん人は善より悪に傾きやすい性格を持ち合わせています。
お互い気に入らなければ、殺してしまえ、恨んでしまえ、ねたんでしまえという心がふつふつと湧き出ますし。止まりません そんな心を持ったままの人間は、天の意向に反していると言えます。

天の願い、天の意向(いつ)
地の法則(場所は環境)どこで 
人の輪(人脈、出会い)なにをするんだいとなります

天の立場から言えば、天の願う意向にそって、環境を整えたら人生は豊かになりますよということなのです。でも、天の願いどおりに生きれば人は幸せになれるというのに、そのように生きられないし、生き方もわからない。

「私はなぜ、幸せを感じないのかな」
矛盾があるじゃないかと思うかもしれません。

あい

「私はなぜ、幸せを感じないのかな」

ポイントになるのが、時間の経過

「私はなぜ、幸せを感じないのかな」という意見 ごもっともです。中流階級にも行けない苦労が多いと幸せを感じない。それは、時間の経過が関係しています。
私達の人生は80年、100年とその辺をうろちょろしています。

織田信長は 下天は夢か 人生50年とよんだ時代から見れば随分長寿になりました。しかし、人から見れば人生50年なのですが、(信長の詩の通りなら)

天から見れば、人が生まれて何万年とたっています。その中で いいことをして生きた人もいますが、悪いことをした人が大半なので、穴を掘った人生から穴埋めして平らにして初めて出発します。
穴埋めをして基礎を築き 城を建てて初めて幸福になれます。

人から見れば 人生80年、100年
天から見れば 家系がひとくくり

幸せを感じられない理由

幸せを感じられない理由は、自分が生まれる前の時間の中で、犯した罪ゆえの穴埋めが多いので、努力しても結果が出ないのです。しかしそのようなことでは、 人間が腐ってしまいます。努力しても実らないのなら 努力はしたくないと思うのは、私達人の思う感情でしょう。

孔子は、仁を説き、孟子が体系化した 敬天思想には、天の理(ことわり)思えば、徳が積まれる 徳が積まれると ある日、目が開け天の潮流に乗ることができるどんな重罪人も 恩赦(おんしゃ)と言うものがあり釈放される時があります。牢屋で、真面目にお勤めを果たした時 恩赦で釈放されることがあるわけです。

天は、罪があっても 悪人であっても 親子の関係なので、幸せにしたい

ここで一つ例を挙げるなら、1973年にヒットした映画エクソシストがあります。

この映画の中で悪霊に取りつかれた少女がいました。
少女の親は家にいない そんなさみしい心で行っていたのが 日本でいうこっくりさん
小学校の時はやりました こっくりさんは、お狐様を呼び出して質問した答えが返ってくる迷信じみた占いですね。

さて少女リーガンはなぜ悪魔に魅入られたのか それは悪霊と契約してしまったからなのです
徳を積めば,善に向かうことができますが、さみしい心は悪に向かったので悪魔が入り込んだわけです 最後、カラス神父が 私の中に入れと悪霊を誘い 自らの命を絶って終わる映画でした。

易経に悪を遏めて善を揚げ、天の休命に順うとあり。吉凶成敗は天にあっても,それをそれを招くゆえんは人間にあるとあります。悪なる心悪心邪心を収めて善心良心を行い、天心天運に従うとあり、良し悪し運不運は天(天帝、見えない宇宙の力)にあるのだとしてもそれを招いているのは人間なのだといっています。天の理(ことわり)を知って、地の利 環境や法則を知って 人の和人脈を作ることが 運をよく知る方法なのです。

悪を遏めて善を揚げ、天の休命に順うとあり。吉凶成敗は天にあっても,それをそれを招くゆえんは人間にある

★悪なることをすれば 悪が侵入する
★善なることをすれば 善が侵入する
★徳が積まれると ある日、天の潮流に乗ることができる

【易の基本】易経五術、命卜相医山を知って自分の運気をよくする方法自分が好き 自分が幸せになりたい 他人を不幸にしたくない 周りの人と幸せに生きたい 思いと裏腹になるのはなぜだろう...
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