豆知識

【風水】風水で開運。家の運気を上げる方法。得水法

家の運気を上げる。

風水で開運。水が重要

風水之法、得水為上、藏風次之 經曰、外氣横形、内氣止生、蓋言此也、

風水の法は、水を得ることを最上とし、風を蓄えることはこれに次ぐ。ゆえにいう、外気(水流)は横(東西)に流れ、土の中の内気は生に止まる、というのはこのことを言う。

郭璞の葬書の一節に風水の法をおこなう場合、得水為上とあるように、水を得ることが最も必要であり、藏風次之、その次に風を蓄えることが必要であるとあります。これは、人に例えるなら、私達には、水と呼吸が必要なのだと言っているようなものです。

人体の70%は水分でできている私達です。体の中の水分が5%も減れば死に至ります。また、呼吸も止まれば死に至ります。こうしてみると、水と呼吸は人にとっても大切な存在と言えます。私達の体を模して作られたのがこの世界です。

これは、古代中国において巨人盤古が死ぬことでこの世界をつくったというように、

この世のあらゆるものは、人の体に存在しています。
人は小宇宙と言われているのもそのためで、人が一人。この世からいなくなるのは一つの宇宙が無くなるほど大きなことと言えます。

おっと話がずれました。今日は、家の運気をあげる方法についての内容です。さて、人と、住処は切れない存在です。
風水を実証する場合、郭璞が、最も重要視したのが水だと言っています。

風よりも水が重要なのです。人にとっても、水が重要です。ですので、人と感応する住処としての家も水が重要となっていきます。

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得水(観水)法と蔣平階

得水(観水)法を見つけ出し、まとめてのは、蔣平階です。
水の流れをみて、屈曲、軽抱は吉とし、直、斜飛 沖激 渇という水勢は凶となる。
川は大きいほど吉であり、川の源に大河がある小川は小吉となる。
水口とは、水の出入りを言います。水の入り口、水の出口が枯渇していなければ吉、こうした、水の出入りをみて入り口は、船も遠さに程に細いが、枯渇してはいけない。水の入り口は、渓谷のように深く両側が断崖絶壁であることがいいと言っています。
これは、私たちの生活する生活道路に照らし合わせていった場合、私の住む場所の前の道がゆるやかで、大木など悪露に出る時、細い道から出てゆく形がいいと言っています。つまり、玄関を出てすぐに大きな道路になるのではなく。中庭があり、門を抜けて出ていくつくりの家が良いと言っているのです。

風水で開運。水を得ることを最上とする得水法

風水には得水法という方法があります。 これは郭璞の葬書に水を得ることが最上とあることに由来します。気をとどめるための容器として存在しているのが水です。気を運ぶ山は不動で動きません。動かない山を陰として、動く水を陽としてみます。ここにおいても陰陽という、陰陽バランスを観ていきます。
陰陽双方の調和を観るわけです。

これを私たち周辺の生活に置き換えてみた場合、建物は不動で動きません。私の住む家の周辺を見渡し、高いビル、高い建物があります。高い建物は、高く建つこと自体地中に気が集まるとみています。ここでもビルや建物を陰とみると陰に対して陽があらわれます。

光に虫が集まるのと同じように、高い木や建物の下には気が集まるとみていいでしょう。ただ、ここで注意しなければならないのが、郭璞が、五害は四神ではないと言っています。

五害とは、童山断山石山過山獨山を言います。五害についてはこちら

何でもかんでも良い気が集まるわけでなく人に害を与える気に変わったものを受けてはならないことも知っておかなければなりません。

陽は動く水となり、周辺に水の代わりに動くものは何かと言えば、道路が水の代わり陽を表します。

私の住む世界を陰陽に置き換えれば、陰に対し陽が存在します。陽が現れるところには陰が現れます。これは普遍的に変わりません。ですので、得水法を渡井の生活に合わせることで、私の家にどのような気質をもったエネルギーが影響しているのか観ることができます。

龍脈から見た得水法

では、私のまらりを取り囲む 陽の気の流れるエネルギーを取り込むために、古来中国より表している得水法を観てみましょう。

祖山から主山に流れてきた膨大な気は、水によってとどまります。そのためには、水をため込む容器の度量が重要となってきます。

水の形に見る得水法

玉帯水

龍脈の明堂(穴)に対して川が囲みこみ帯状に川が流れが理想的といわれる形です。
このような、龍穴、明堂は形を観てもわかるようにまわりの龍脈が龍穴、明堂を守る形をしているため、ここに住む者を守り、富をもたらす形となります。

水域は、川、池、用水路、道路を表しています。


金星水域

金星の形で、龍脈、明堂の前に流れる川や池のことを金星水域と言います。この金星水域は、湾曲して環のような抱く形で龍脈の前を流れる形をとります。ここに住む者の健康を守り、富をもたらし形となります。
景観については、風水の景観を知るを観てください。

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木星水域

龍脈、龍穴、明堂の前をまっすぐに流れる川や池、用水路 道路の流れがゆる屋かであれば吉。流れが速い場合。無情の水となり、凶となります。家の前を走る車がスピードが出せたり、事故が起こるようであれば凶である。


土星水域

土星の形で、龍脈、明堂の前に流れる川や池のことを土星水域と言います。
この土星水域は、龍脈の前方に土気の形で流れる川や池、用水路 道路の流れがゆるやかであれば、学問に秀でて。有名人著名人が現れます。


九曲水

龍脈の前方、住居であれば門がの向く前方。よく見える景色として陰宅、陽宅の前面のくねくねと流れる流れが、来る水、来水を言います。 道路であれば、車が手前に通過する道と言えますが、スピードが出るような激しい状態であれば凶が強く出ます。ゆるやかで穏やかなのが良いです。流れが穏やかであれば福をもたらします。


水星水域

水星水域は龍脈の前、龍穴。明堂の前を曲りくねった、川や池、用水路 道路を表します。流れが緩やかであれば、社会的地位が高く、お金m地になります。


交剣水

龍脈、龍穴、明堂の前で川や池、用水路 道路が交差するように流れ込んでくるような場所は、子孫が絶えます。剣で刺すような気質がたえず流れ込むため、びょうじゃくになりよわっていきます。


拱背水

川や池、用水路 道路が後ろからやってきて龍脈、龍穴、明堂を囲むように流れていきます。財を生み出すアイデアや、技術、思考が生まれやすく、長きにわたり財を生み出す形です。


龍逆関

龍逆関は龍穴、明堂から見て、水が左周りであるとを言います。青龍砂が伸びで、白虎砂を包み込むような形になります。この場合、水の流れる方向が重要で、白虎方位から青龍方位に包み込むように流れます。


虎逆関

虎逆関は龍穴、明堂から見て、水が右周りであるとを言います。白虎砂が伸びで、青龍砂を包み込むような形になります。この場合、水の流れる方向が重要で、青龍方位から白虎方位に包み込むように流れます。


倉板水

龍穴、明堂にむかい徐々に低くなり、龍穴、明堂に流れ込んでくる水。大いに儲けて財が増える黄金色の稲穂が育ち倉に財が転がり込む形となる。田んぼの水は清くきれいであるので、良き財が増える。


得水法の概念

祖山から主山を通り流れ込む気をとどめるのが水です。
水の形により、気は大きく変わります。このように水の状態は、私たちの環境に大いに影響します。上記にあげたのは一部ではありますが、自分の環境に当てはめて判断します。と言っても同じものがないというかもしれませんが、この形に近いかなというところから見てください。

風水の概念や、得水の概念は、思っているより単純です。昔言葉が多くあるので理解するのが難しく思われますが、底に潜む真理は単純です。人が幸せになるためには、幸せになりたいという力も必要ですが、幸せにしたいという力の方が大きいのです。
自然界は見返りを求めない幸せにしたいという与えようとする力が大きいので、その行動は単純です。わざわざ複雑にしているのは人です。

得水法の概念は、主山から流れている気を水によって止めるです。自分の住んでいる場所が、得水法の中にないのなら、その土地は、理にかなった場所ではないと言えます。

玉帯水の土地

玉帯水の土地を観てみましょう。

韓国のソウルより四時間ほど行った山奥に忠清北道(ちゅんちょんほくどう)の永春面(やんちゅんみょん)という場所があります。日本でいったら軽井沢のような避暑地で、周囲をきれいな山に囲まれた場所です。近くのやまからパラグライダーで景色を楽しむ良い場所です。
形としては、玉帯水の土地と言えます。

金星水域の土地

忠清南道 扶余郡 扶余邑 金城路

忠清南道 扶余郡(ちゅんちょんなんどう、ぷよぐん)に百済時代の首都に今現在、国立扶余博物館がたっています。この場所は、泗沘城(しびじょう)が立っていた場所で、得水法で見てもよい場所です。しかし良い場所に立っていても国が衰退し、追われ日本に渡来人として囲われたのはなぜでしょう。

答えは、たとえ風水が良くても、その場所に住む人間の徳がないか、運がないか.つかいはたしたかです。たとえ風水が悪くても、住んでいる人の徳や運でよくなることは多くあります。そのことについては、おいおい書いていこうと思っています。

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