六四卦

【易経】離為火 六四卦 易経 周易で観る八人家族の関係性  

離為火(りいか)

六四卦三十番目に位置するのが、離為火(りいか)となります。離為火(りいか)が表す卦は、䷝は、陽爻で陰爻をはさみこんだ形で、下卦 離卦 上卦 離卦をつなぎ合わせた形を表しています。

陽爻で挟まれた陰爻であるために、男性に持ち上げられたり、男性が寄ってくる形でもあり、内に女性格となる陰爻を持ち合わせているが外面はボーイッシュであったりと内面と外形の違いにおいて妖艶さ、アンバランスを持つている危険性をはらんでいて、上卦、下掛ともに離卦であるということは、妖艶さ、アンバランス、に置いて強く出るので、より一層に美しさの中に神秘さをはらんでいる卦といえます。
また、この離為火(りいか)は火、日、太陽を象徴するため、明るく照らす、知性や周りを和ませる力がある反面その光の強さがつよくなりすぎて、灼熱となりうる危険性をはらんでいます。

離為火(りいか)のイメージ

離。利貞。亨。畜牝牛吉。
「離」の時、貞正であれば良い。通じる。牝牛のようにして吉

離卦の象徴するものは 次女、火 美、光明、競争、飾ると言った意味を持ちます。
炎は緩やかに燃え上がり、周りを照らし、暖かさを感じさせ、冬の寒さの中では、ぬくもりを与え、春の日差しは、人々に喜びをもたらす陽の光のように、新芽に力を与え、夏の日差しは、緑が炎のように萌え、秋にはくさきの隙間に緩やかに冬の到来を告げる言葉を投げかけます。四季を通じて、火や、太陽は、人の営み欠かせない存在となります。

陽の光は明るく照らし、暖炉にある火は、部屋を緩やかに照らし そこで交わる陽爻と、陰爻は燃え上がり情熱を燃やすように伝播します。自分がどのようなたちばで、どのような存在であるのかがわかっていればよいのですが、そのような自分の立場や位置を忘れて軽率な行動を起こしやすいのもまた、離卦の癖ともいえますが、「牝牛(ひんぎゅう)畜(やしな)えば吉とあるように牝牛のように柔順(じゅうじゅん)を持つことが幸せに通じることを知るべき卦であります。

さて、離為火(りいか)からえるイメージで強くあらわれるのは、火や日輪、愉快、美しさ、情熱といったもので、離卦が上下にあるので、強く現れるのが印象として残り、知性もあり、教養もあるのに、事、男女の色ごとにおいては暴走し安く、情熱の赴くまま行動しますが、貞操を守り、粛々と進めば、吉であります。色ごとにのめり込めばその炎は隣家をも燃やします。

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離為火(りいか)の六爻

離為火(りいか)の六爻は、下から順番に、初爻、二爻。三爻、四爻、五爻、六爻の並びが、初陽、二陰、三陽、四陽、五陰、上陽と並んだ状態を離為火(りいか)といいます。

六爻の位置は社会的位置を表しています。 初爻は庶民、二爻は士、三爻は大夫(たいふ)、四爻は公卿(こうけい)五爻は、君主、上爻は隠居した君主、あるいは知識人となります。

上陽  権力者の号令一つで、兵士は動き、乱賊を」平らげて、国を正す。 慶賀(よろこばしいこと)する結果となり、元凶を誅殺(ちゅうさつ)することができる。悪を討っても手下には寛大に処罰すべき、さすれば、咎めはない。

五陰  地位ある権力者の立場にあって、不幸なものに涙し哀れみ手を差し伸べ、無道なものに心を痛めるのであれば、吉

四陽  離が賁(ひ)に之(ゆ)く、猪突(ちょうとつ)し、猛進し、焼かれ、殺され、布切れのごとく捨てられる。身の置き所なく破滅する。

三陽  夕日が輝くとき、素焼きのお銚子を叩き、歌い楽しんだ日々は過ぎて、美しさが枯れ、老いた身をただ嘆くばかりである。余生も短く幾許も無く。凶

二陰  太陽が、中天にかかる。黄金色の輝きで万物を照らす。大吉

初陰  朝日が出る数分前、暗さの故、足元が暗く、つまずき危うい、慎重に進めば咎められることはない。

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