六四卦

【易経】水天需 六四卦 易経 周易で観る八人家族の関係性  

水天需(すいてんじゅ)

六四卦五番目に位置するのが、水天需(すいてんじゅ)となります。水天需(すいてんじゅ)を表す卦は、水天需 ䷄ は、父、乾☰の上に、次男、坎 ☵がのっかった卦です。

【風水】風水の名付け親。葬書を残した郭璞。 風水の法 ”風水の法 水を得るを上と為し、風を蔵するはこれに次ぐ”とよんだのは郭璞(かくはく)。郭璞以前の風水草創期において、多...

下卦は乾卦(けんけ)です。乾卦は陽中の陽を表し、天を表し、家族の中では父を表しています。 この乾卦の上に鎮座するのが、上卦の坎卦(かんけ)です。坎卦は、水を表し、家族の中では、次男を表します。

この水天需(すいてんじ)の表すものは、父親がその愛情において、次男を持ち上げている卦でもあります。
自然界は、水を温め蒸気として、雲を呼び雨を降らせ大海に導き出します。

この次男は、三人の兄弟の中でも悠々自適、我が道を行く存在であり、自由人であるため、気に入らなければ、大川のように災害を起こし、穏やかであれば、人々に潤いを与え、どんな隙間にでも流れ込むが、上から下へとしか行けず。天の父の力を得て、初めて空に昇り雨を降らすことができることを知らないほどに、若いのです。しかし、父である、乾卦(けんけ)はすべてを知っていて、愛しています。故に、子がわかる年まで待つことを選んでいます。 父と子は、その絆でつながっているため、時を待つことで、お互いに愛情が共鳴し、進む道は順風満帆(じゅんぷうまんぱん)です。

【易経】乾為天 六四卦 易経 周易で観る八人家族の関係性   易経 占いというと神秘性、宗教性が色濃くでてしまうこのは否めない。もともとわからないことを表そうというのであるから、どうしてもそ...

需は待つ

人生には、時が来るまで待つことも必要である。人を待ちわびて年を取っていくこともあるでしょう。水天需(すいてんじ)は別の見方をすれば、坎卦(かんけ)という大河の前に立つ大男、乾卦(けんけ)を意味します。流れの早い大河の前に立っている私です。

大男の心は、目の前の大河に負けない剛健な心を持って今にも河を、渡ろうとします。がそこは自重「自重」すべきです。暴虎馮河(ぼうこひょうが)は、この場合、勇敢な人物ではなく、ただのバカです。真の勇気は、時期を見据え、前に出る一歩を必要なときに出すことです、。今は、大河を渡らず英気を養うときです。危険に陥(おちい)ることなく。待つことで英気が養われ、やがて大いに伸びます。揺るぎなき志操(しし)を持って危険を冒さなくても順調に行く来ます。

水天需(すいてんじゅ)のイメージ

需。有孚光亨。貞吉。利渉大川。
「需」は待てば光がある。大川をわたるのもいい

需の意味は、時のことです。吉日、吉時、吉方位を意味します。古来よりの格言に”待てば海路の日和あり””思い立ったら吉日”と、私達の時(時)に対しての認識について言い当てている言葉があります。
「需」は待てば光がある。とあるように、人に与えられる「吉」チャンスは誰にでも与えられます。ただ、こういったチャンスを自分のものにできない人もいます。 こういったチャンスを物にできない理由は、宇宙の自然の法則に逆らっていたり、同期していないからであるといえます。待つというのは、こういったチャンスが来るまでただ単にボーっと何も考えず待つということではありません。

準備していて待つということを理解すべきでしょう。待つために、準備をする個言うのは、宇宙の法則に合わせて動くということです、春になれば 芽が出るというのも当たり前のようですが、冬の間に春の準備をして、季節が来たら一気に花咲かせるのも、冬の間に春の準備をしているからです。自然界はこういった準備をして、自分が花咲く時を待っています。まして、霊長類と言われる自然界の頂点にたつ私達は、自分が花咲くときまで準備をする。待つことができるはずです。そのためにも、宇宙の法則、原則、規律を知ることは大切です。

【人相学】目を観る。人相の見分け方。人相の良い顔 。19選 人相の見分け方 人相を見ることを観相学の一部として、その人と形(なり)を、顔を見ることで、鑑定してきた学問であり、古来より、何千...

水天需(すいてんじゅ)の六爻

水天需(すいてんじゅ)の六爻は、下から順番に、初爻、二爻。三爻、四爻、五爻、六爻の並びが、初陽、二陽、三陽、四陰、五陽、上陰と並んだ状態を水天需(すいてんじゅ)といいます。

六爻の位置は社会的位置を表しています。 初爻は庶民、二爻は士、三爻は大夫(たいふ)、四爻は公卿(こうけい)五爻は、君主、上爻は隠居した君主、あるいは知識人となります。

上陰 剣難の極み 窮地であることに変わりはない。しかし、捨てる神あれば拾う神あり、思いもよらない人々からの助言が入る。素直な敬虔(けいけん)な心持ちで従うならば、取り返しのつかない状態にはならない。

五陽 酒や食料を備えて”時”を待つ。「需」の本質は待つことである 正しいあり方は、待つであることを肝に命じて待つ。

四陰 流血の中で待つ。 周囲に助けてくれる人がいて、その言葉に素直に聞き従うなら窮地から抜け出せる

三陰 渚(なぎさ)の泥の中で待つ。災いが目前にあるのをわかっていて進むのは災厄(さいやく)を自ら招くことになります。慎重に”時”を待って進めば失敗することはない。わざわざ”火中の栗を拾う”時ではない。

二陽 河原に出てきて待つ、周りに危険が出てきた、多少の非難を受けるだろうが、自分の意志をしっかり持って、不動心、中庸の心を持てば、すぎてみれば吉となる。

初陽 田舎に引きこもり待っているので、危険もなく、のんびりとしてむやみに動かない方がいい、自然の景色をのんびりみてつまらないことに惑わされることもなく、志操(しそう)を守っていれば咎(とが)めることはない。

志操とは、自分の主義や主張などを固く守って変えない心。

【三元九運】三元九運で運をつかむ。繰り返す歴史。2022年は西が荒れる。五黄の黒寅、 2022年 壬寅の運 2022年の出発は、実際大寒の日を超えて旧暦の正月を超えてた壬寅年(みずのえとら)となります。 壬(水の兄...

六四卦 リスト

易経占い。コイン占い。簡単誰にでもできるコイン投げ、擲銭法 簡単コイン占い。 簡単コイン占い ここで紹介する占いの方法はだれにでもできるコインを使った簡単コイン占いです。擲銭法(てき...
RELATED POST