易経

六十四卦の一番目に位置するのが、乾為天 (けんいてん)となります。乾為天 (けんいてん)があらわす卦は、乾卦(けんけ)の上に乾卦(けんけ)が乗っかってあらわれます。

上卦、下卦は、乾卦☰(けんけ)です。乾卦は陽中の陽を表し、家族の中では父を表し、八卦においては、天を表します。

占いというと神秘性、宗教性が色濃くでてしまうこのは否めない。もともとわからないことを表そうというのであるから、どうしてもそこには神の関与が有るのであろうと思わざる得ないのも事実として認めよう。かと言って、人が関係して行うことである以上。そこには、人の意志も関わってくる。
易経はそういった意味では読む人によってはそれぞれに答えが違う時がある
しかし、よく考えてみましょう。

宇宙の理(ことわり)は何千年、何万年過ぎようと変わらない、人類が誕生する前から宇宙はあったし、地球も存在している。空に広がる星の運行を観てその法則性を観てきた私達の先祖が見つめて、発見してきたものを集大成として表したのが、易であり、易経と言える。
そういった意味では、神と人があわさって作り出したと言える。

ここでは、あえて神と呼ぶ

人類歴史の中で、神を信じない時代は、ここ最近であると言える。どんな時代も神を信じ。神様に答えを求めて様々な宗教が生まれた、宗教はもとの教えとして、人が悪に走らないように誕生したと思われがちでは有るが、創造者としての神がいてこそ秩序が生まれ、法則性が生まれ、自律性があると言える。

人は過ちを犯しやすいが、どんなに罪を犯そうと、太陽は昇るし、月は、夜を照らし、天体は、20年周期、60年周期、180年周期、580年周期で回り、1年、365日と4分の1で周り、人々に季節をもたらす事を見て科学者たちが見つけ出すのはどんな偉大なことであっても、この自然の法則の中の1部を見つけ出し人々の暮らしが良くなってきました。


そう思うと、明らかに世界は法則性の中で運行されている事を見ても、それを編み出した存在しているとしか思えない、その姿を倫理的に探究してきたのが宗教であり、理論的に探究したのが科学であると言える。
結局、私達の周りの状況を探ってきたのが科学であり、私達の内面に掘り下げて見つめてきたのが、宗教や哲学と言える。
故に、私達の周囲に散りばめられた法則性や秩序、一貫性や自律性をまとめて言えば、神が存在し、その神から意見を聞き勧めてきたのが易経と言える。

【易の基本】陰陽思想が説く調和の哲学 - SDGsの未来を照らす東洋の知恵 陰陽、二気から四象があらわれる 太極が両義(陰陽二気)に分かれ陰陽二気から四象が現れました。神話の世界では、天から降りてきた伏...

そうであるため、どうしても、神秘性を見つめてしまう。

宇宙や天体は法則性に則って運行されている事実を見ても、その1部分を掘り下げて調べ、編み出したのが易経である以上、科学でも証明できる法則性を内在していますが、そのようなことを今は、論争しない。
ここでは、神が存在し、その一部を易経という科学で表しているので、そのことを説明してゆくので、気分が良くなければ、この後は離脱するのがいいと言える。

歴史的重要性

さて、古来より、重要な事柄を決定するのに、神意(しんい)を尋ねることは普通に行われてきた。こういったことは古代民族に共通することでも有る。日本においても、古代生活様式は、シャーマンや巫女、ユタ、がその神意を聞く役割を担っていた、今のように、科学的見解を見つけ出すことのできなかった、古代民族においては、神意を聞き、神意ん従うことを持つ霊媒師が絶大な権力を持っていた。

また、周易を残した周の王の日常も、亀卜(きぼく)をおこない勧めてきた。
これは、亀の甲羅に神が宿るとしておこなった神事でした。原始宗教といえるシャーマン、巫女の存在は、人々をまとめていくのに必要であったのでしょう。卑弥呼(ひみこ)はその絶対性を自らの能力で発揮し、大和の国をまとめていっているし、神政国家としての位置は、遠く中国にまで聞き及び書物として残っている。

六四卦、乾為天 

六十四卦の第一番目に位置するのが乾為天(けんいてん)です。この卦は、一切の混じりけのない純粋な陽のエネルギーが二つ重なり合い、宇宙の根源的な創造力と、終わりなき生命の躍動を象徴しています 。易経という壮大な知恵の体系において、すべての始まりを告げるこの卦は、私たちの家族の物語においては、揺るぎない信念と慈愛を持って家族を導く「父」の象徴として描かれます。天がどこまでも高く、広く、すべてを包み込むように、乾為天の教えは、私たちが人生という長い旅路において、いかにして「真心の作法」を貫き、調和に満ちた愛を体現すべきかを示しています。

家族の構成と象徴:重なり合う父の徳

乾為天は、上卦も「乾(天)」、下卦も「乾(天)」という、天と天が重なった姿をしています。これを八人の家族の配役にあてはめると、内側(下卦)にも外側(上卦)にも「父」が存在する状態を意味します。この「父の重なり」は、単なる権威の強調ではなく、内面における誠実な自己規律と、社会や家庭における公的な責任が見事に調和している理想的な姿を象徴しています 。

父という存在の多層性

家族における「父」は、強さと厳しさの象徴であると同時に、家族全員が安心して羽を休めることができる広大な天空のような包容力を持っています。下卦の父は、家庭の基盤を支え、日々の生活の中に神聖な秩序をもたらす「内なる徳」を司ります。対して上卦の父は、未来への指針を示し、子供たちが広い世界へ羽ばたくための勇気を与える「外なる導き」の役割を果たします 。

この二つの父性が重なる乾為天の時は、家族全体が一点の曇りもない陽気に包まれ、活力に満ちあふれている状態です。母(坤)がその深い大地で生命を育む準備を整える一方で、父(乾)は光となって進むべき道を照らし出します。乾為天は、家族という小宇宙が、宇宙の大きな運行(天道)と完全に共鳴している瞬間を描き出しているのです 。

太極としての初期においての気の塊が二気としての陰陽にわかれ、八卦が生み出されてきましたが、この八卦だけでは、天宙の物事を表すにはあまりにも単純であるため、この八卦を重ねることで卦(け)を編み出しました。これらの八卦の自乗こそが現代残っている六四の組み合わせからなる易卦となり、このような八卦の事情からできる六四卦は、宇宙の変貌を卦と言うかたちで表す最小表現となりました。

さて、このような六四卦ですが、春秋戦国時代より、秦漢時代庭たる期間に様々な人の手が加えられるのですが、時代を重ねることによりより精度の良い易卦として定着するようになります。それは、人々が経験し、体験したエキスが集められ、この六四卦に浸透していきました。そういった意味で、良く練られた文化として残ってきたと言えます。

愛の解釈:天行は健なり、自彊して息まず

乾為天が説く「愛の作法」の本質は、自然界の運行がそうであるように、決して休むことなく自らを高め続け、惜しみなく光を注ぎ続ける「無私なる献身」にあります。易経には「天行は健なり。君子以て自彊(じきょう)して息(や)まず」という有名な言葉があります 。これは、天の動きが健やかで一分の狂いもないように

、愛を実か践する者もまた、日々の誠実な積み重ねを怠ってはならないという教えです。

観とは

「乾」という漢字の成り立ちを紐解くと、そこには「日(太陽)」と、地上に立ち上る「気」の象徴が見て取れます。易経の講話によれば、乾とは決して疲れることのない「宇宙の大元気」であり、万物を生成化育させる根本的な原動力であるとされています 。

家族の物語において、父が「乾」であるということは、彼が単なる家長であることを超えて、家族という生命共同体を動かす「エンジン」であることを意味します。子供が挫折し、母が疲れ果てたとき、父は太陽のような「元気」を分け与え、再び彼らが自立して歩き出せるよう促します。乾の徳は、春に芽吹き、夏に伸び、秋に実り、冬に耐えるという、万物のサイクルを背後から支える強靭な意志なのです 。

乾為天(けいいてん)のイメージ

乾。元亨利貞
「乾」の時、大いに通じる。貞正であれば良い

(キーワード) 創造性、陽性の陽 大いに望みが叶う

乾は、陽中の陽として、明るく、健康なイメージを与えているように、剛健、充実、能動的存在です。6爻すべてが、陽爻(⚊」であるため、この卦は、まじりがないことを意味し、純粋の象徴とも言える。成熟した季節や、年代を表し、盛運(せいうん)の時期であるためそれに伴う責任もある年代と言える。また、「乾」 は春の芽生え
自ら望んで目的を持つなら、進むのがいいでしょう。良き種をまき育てることにまい進できます。男性原理(陽性の陽)として正しい心で、積極的に取り組めば物事はよくなる。

乾為天(けいいてん)の六爻

乾為天(けいいてん)の六爻(ろっこう)下から順番に、初爻、二爻。三爻、四爻、五爻、六爻の並びが、初陽、二陽、三陽、四陽、五陽、上陽と並んだ状態を乾為天(けいいてん)といいます。

六爻の位置は社会的位置を表しています。 初爻は庶民、二爻は士、三爻は大夫(たいふ)、四爻は公卿(こうけい)五爻は、君主、上爻は隠居した君主、あるいは知識人となります。

上陽 上昇しきった昇竜。後は衰えるが、いかに、徳をつみ、善を行い、若き陽龍を活かすかにより、悔いが残る。

五陽 陽龍 昇竜となり、天に到達し、乾の極地にいたり、徳人となり得る。なお、優れた人に指導を仰ぐ謙虚は、徳を増やす。

四陽 龍が飛び立つのに良い時期、淵より登る陽龍は輝きを増すが、淵の茂みより日が沈めば、力は衰える。進退を慎めば、咎められることはない。

三陽 調子に乗って動き出すが、周囲が許していることを忘れている。危うい、終日怠らず努力し。、休む前に一日を思い返せば慎みが湧き、危ういことから逃れることができる。

二陽 陽龍が、首を挙げ動き出しが、激しく動くときではなく。良き指導者に使えるがよく、徳を蓄える時期

初陽 地に潜む龍は未だ、下にいて、ひたすらエネルギーを蓄えている状態、力をみなぎらせる陽龍が静かに横たわる。

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変卦:愛が動く、変化の法則

易経は別名を「周易(しゅうえき)」と言い、その「周」という字には「あまねく巡る」という意味が含まれています。宇宙の万物は一瞬たりとも同じ状態に留まることはありません。これを「変易(へんえき)」と呼びます。私たちが人生のどん底で苦しんでいる時も、あるいは絶頂期で慢心しそうな時も、易経は常に「変化」の兆しを教えてくれます。

この「変卦(へんか)」は、単なる運勢の変わり目ではありません。それは、私たちが「愛」をより深い次元で学び直し、偏った心を修正するための、大いなる愛の導きなのです。

愛の修正:九五が動くとき

乾為天という、純粋すぎて時に「強すぎる」卦が、一つの爻(変化のポイント)をきっかけに、全く異なる表情を見せることがあります。ここでは、最も力強い「五爻(九五)」が変化した場合を考えてみましょう。

  • 変化後の卦の番号: 第十四番
  • 変化後の卦の名前: 火天大有(かてんたいゆう)
  • 運気の具体的な変化: 剛強な指導から、柔和な包容と大いなる実りへ

乾為天の五爻は「飛龍天に在り」とされ、個人の力としては最強の状態です。しかし、あまりにも陽の気が強すぎると、周囲(家族)がその光に圧倒され、影に隠れてしまうことがあります 。ここで五爻が陽から陰へと転じると、上卦が「火(離)」となり、全体で「火天大有」という卦に変わります。

「火」は八人の家族の中では「次女」を象徴し、知性と明晰さ、そして太陽のような温かさを表します。天(父)の上に太陽(火)が輝くこの姿は、父が自分の力(剛)を誇示するのをやめ、家族それぞれの才能(火)を優しく照らし、引き出す側に回ったことを意味します 。

乾為天が「突き進む愛」であるならば、火天大有は「すべてを包み込み、生かし切る愛」です。一人の英雄が家族を引っ張る段階から、家族全員の個性が調和し、豊かな実り(大有)を分かち合う段階への昇華。これこそが、乾為天が教えてくれる究極の「愛の修正」なのです。

もし今、あなたが自分一人の力で家族を支えようとして疲れ果てているのなら、この「火天大有」の教えを思い出してみてください。あなたが少しだけ肩の力を抜き、家族のそれぞれの輝きを信じて照らす側に回ったとき、そこには想像もできなかったほどの大いなる豊かさが訪れるはずです。

変化した後の卦である「第十四番:火天大有」の物語も、ぜひ探してみてください。そこには、愛が変化し続けることの本当の美しさが記されています。皆様の愛が、時とともに、より芳醇で温かなものへと育まれていくことを、心より願っております。

64卦

周易 上経 30卦

NO六爻上卦下卦
1乾為天 (けんいてん)☰ 乾 ☰ 乾
2坤為地(こんいち)☷ 坤☷ 坤
3水雷屯(すいらいちゅん)☵ 坎 ☳ 震
4山水蒙(さんすいもう)☶ 艮 ☵ 坎
5水天需(すいてんじゅ)☵ 坎 ☰ 乾
6天水訟(てんすいしょう)☰ 乾 ☵ 坎
7地水師(ちすいし)☷ 坤 ☵ 坎
8水地比(すいちひ)☵ 坎☷ 坤
9風天小畜(ふうてんしょうちく)☴ 巽☰ 乾
10天沢履(てんたくり)☰ 乾 ☱ 兌
11地天泰(ちてんたい)☷ 坤 ☰ 乾
12天地否(てんちひ)☰ 乾 ☷ 坤
13天火同人(てんかどうじん)☰ 乾 ☲ 離
14火天大有(かてんたいゆう)☲ 離 ☰ 乾
15地山謙(ちざんけん) ☷ 坤 ☶ 艮
16雷地豫(らいちよ)☳ 震 ☷ 坤
17沢雷随(たくらいずい)☱ 兌 ☳ 震
18山風蠱(さんぷうこ)☶ 艮 ☴ 巽
19地沢臨(ちたくりん)☷ 坤 ☱ 兌
20風地観(ふうちかん)☴ 巽 ☷ 坤
21火雷噬嗑(からいぜいこう)☲ 離 ☳ 震
22山火賁(さんかひ)☶ 艮 ☳ 震
23山地剥(さんちはく)☶ 艮 ☷ 坤
24地雷復(ちらいふく)☷ 坤 ☳ 震
25天雷无妄(てんらいむぼう)☰ 乾 ☳ 震
26山天大畜(さんてんたいちく)☶ 艮 ☰ 乾
27山雷頤(さんらいい)☶ 艮 ☳ 震
28沢風大過(たくふうたいか)☱ 兌☴ 巽
29坎為水(かんいすい)☵ 坎 ☵ 坎
30離為火(りいか)☲ 離 ☲ 離

周易 下経 34卦

NO六爻上卦下卦
31沢山咸(たくざんかん)☱ 兌 ☶ 艮
32雷風恒(らいふうこう)☳ 震☴ 巽
33天山遯(てんざんとん)☰ 乾☶ 艮
34雷天大壮(らいてんたいそう)☳ 震 ☰ 乾
35火地晋(かちしん)☲ 離 ☷ 坤
36地火明夷(ちかめいい)☷ 坤 ☲ 離
37風火家人(ふうかかじん)☴ 巽 ☲ 離
38火沢睽(かたくけい)☲ 離 ☱ 兌
39水山蹇(すいざんけん)☵ 坎 ☶ 艮
40雷水解(らいすいかい)☳ 震 ☵ 坎
41山沢損(さんたくそん)☶ 艮 ☱ 兌
42風雷益(ふうらいえき)☴ 巽 ☳ 震
43沢天夬(たくてんかい)☱ 兌 ☰ 乾
44天風姤(てんぷうこう)☰ 乾 ☴ 巽
45沢地萃(たくちすい)☱ 兌☷ 坤
46地風升(ちふうしょう)☷ 坤☴ 巽
47沢水困(たくすいこん)☱ 兌☵ 坎
48水風井(すいふうせい)☵ 坎 ☴ 巽
49沢火革(たくかかく)☱ 兌 ☲ 離
50火風鼎(かふうてい)☲ 離 ☴ 巽
51震為雷(しんいらい)☳ 震 ☳ 震
52艮為山(ごんいさん)☶ 艮 ☶ 艮
53風山漸(ふうさんぜん)☴ 巽 ☶ 艮
54雷沢帰妹(らいたくきまい)☳ 震 ☱ 兌
55雷火豊(らいかほう)☳ 震 ☲ 離
56火山旅(かざんりょ)☲ 離 ☶ 艮
57巽為風(そんいふう)☴ 巽 ☴ 巽
58兌為沢(だいたく)☱ 兌 ☱ 兌
59風水渙(ふうすいかん)☴ 巽 ☵ 坎
60水沢節(すいたくせつ)☵ 坎 ☱ 兌
61風沢中孚(ふうたくちゅうふ)☴ 巽 ☱ 兌
62雷山小過(らいざんしょうか)☳ 震 ☶ 艮
63水火既済(すいかきせい)☵ 坎 ☲ 離
64火水未済(かすいびせい)☲ 離 ☵ 坎
【手相】ラッキー線、幸福線の見かた 手相占い。手相の観方十字線の3選 ラッキー線の観かた 手のひらを8つの組に分けてみることで、それぞれの宮によって、手相に与える影響を観ます。 私たちの環境...